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- 2025年05月02日
- 学会発表報告 第12回日本カヘキシア・サルコペニア学会 (松金 良祐 薬剤師)NEW
2025年4月5日、静岡県沼津市にて開催された第12回日本カヘキシア・サルコペニア学会において、当院薬剤部の松金 良祐 薬剤師が、シンポジウム3「カヘキシアの早期診断と創薬のバイオマーカー」にて発表を行いました。
演題名:TRACERx研究の知見から、治療抵抗性カヘキシアのバイオマーカーを探索する
本発表では、英国発のがんの進化を追跡するプロジェクト「TRACERx研究」を紹介し、同研究の一環で明らかとなったカヘキシア患者に特徴的なバイオマーカー(GDF-15、IL-15など)について解説しました。さらに、松金薬剤師が九州大学病院にて実施しているカヘキシア治療薬アナモレリンによる進行膵癌患者の前向き観察研究の結果を報告し、治療応答性の個人差に焦点を当て、治療抵抗性のメカニズムについてTRACERxの知見との接続を試みました。
松金 薬剤師から一言:
「今回のシンポジウムを通じて、TRACERx研究の知見をもとにカヘキシアの発症メカニズムに対する理解を深めるとともに、自身の研究をより深化させるヒントを多く得ることができました。今後も、カヘキシアの治療の発展を目指した研究を続けてまいります。」
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