研究活動によって得られた成果が実際の医療現場に生かされた時。
大学病院では、日常業務、教育に加え、「研究」も薬剤師の大切な仕事です。日常業務の中で生じた問題点から研究テーマを見出し、解決に向けた取り組みを論文として発表することによって、多くの患者さんの治療に貢献できる可能性があります。
具体的には、抗がん剤による静脈炎リスク因子に関する研究の成果をもとに、エピルビシンやベンダムスチンの治療レジメンを変更したり、精神科薬剤師業務に有用なツール開発を行い、薬物療法モニタリングの効率化を実現したりと、時間をかけてチームで取り組んだ研究テーマが実臨床に生かされた時に、最もやりがいを感じています。